子どもが育つ魔法の言葉

pimpa

2007年08月24日 11:09



2002年に初めて親になった時、主人の上司(女性)から子は親の鏡という詩が書かれたプリントを頂きました。
詩の周りに可愛いイラストもあって、さっそく家に飾りました。
『子どもが育つ魔法の言葉』という本からの詩で、当時はその本の存在すら知りませんでした。

娘が少し大きくなって、そろそろ絵本も買わなきゃな~と思ってた時にその本の事を知りさっそく購入しましたが、詩が一行ずつ解説されいてとても分かりやすく、私もこういう親でありたいな~と思える本でした。


詩を一部紹介します。

☆けなされて育つと、子どもは人をけなすようになる。
☆親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる。
☆認めてあげれば、子どもは自分が好きになる。
☆分かち合う事を教えれば、子どもは思いやりを学ぶ。



子どもが生まれた時、素直で優しい子どもに育ってほしいとか、思いやりがあって元気な子どもに育ってほしいとかプラスのイメージを持って子育てをされることかと思います。
でも子どもが育つにつれだんだんマイナスの言葉を言ってしまう事もありますよね。

マイナスの言葉が多くなると子どもたちは自信をなくしてしまいます。
カウンセリングの研修会でよく出る話題ですが、自己肯定感が低い子どもたちが多いそうです。
そこで自己肯定感を高めるために学級で「いいとこ探し」などのソーシャルスキルトレーニングを取り入れたりと、教育現場でも力を入れています。

ソーシャルスキルトレーニングとは、「良好な人間関係を築くために、言語的・非言語的な対人行動を適切かつ効果的に実行していく能力」と定義づけられています。
本来、これは成長とともに社会体験の中で身に付けていくものですが、社会体験の不足からソーシャルスキルが十分身についていない子どもが多くなってきて、それならば「学びそこなったのなら新たに学べばいい」、「間違って覚えたのなら学び直せばいい」という考え方
が、ソーシャルスキルトレーニングの発想となっています。

子どもたちが学校にいる時間は長いですが基本は家庭だと思いますので、子どもの自己肯定感を高めるためにも親として出来ることをやりたいと私は思っています。
そんな私に『子どもが育つ魔法の鏡』はたくさんのヒントをくれました。まだ読まれていない方にぜひお薦めの一冊です。



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